
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事ではポケット型Wi-FiやWiMAXを契約している筆者が、格安SIMの無制限プラン提供時に速度制限になった利用者の対応をしてきた経験から、WiMAXの速度制限や対処法をわかりやすく解説します。
記事前半では「BIGLOBE WiMAX速度制限の変更について」後半では「速度制限が解除されない、急に遅くなった時の対処」について解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
「速度制限の変更内容」について、スグに知りたいという方は、「BIGLOBE WiMAX +5Gの速度制限」から進んでください。

WiMAXは2つの通信モード

BIGLOBE WiMAXの速度制限は通信モードによって条件が異なります。
基本となるWiMAXの通信モードについて、簡単にお伝えしておこう。

BIGLOBE WiMAXの通信モードとプランです
BIGLOBE WiMAX +5G | BIGLOBE WiMAX 2+ | |
プラン名 | ギガ放題プラスS ギガ放題プラス | ギガ放題 |
標準モード | スタンダードモード | ハイスピードモード |
オプションモード | プラスエリアモード | ハイスピードプラスエリアモード |
通信モードによって通信回線や対応エリアも異なります。
ここからは通信モードの特徴を解説していこう。
通信モードの特徴
通信モードの違いは標準モードとオプションモードに分かれる。
標準モード
- BIGLOBE WiMAX +5G
- スタンダードモード
- データ上限なく従来のWiMAX 2+と5G回線が利用できる
- BIGLOBE WiMAX 2+
- ハイスピードモード
- データ上限なくWiMAX 2+のみ利用できる
オプションモード
- BIGLOBE WiMAX +5G
- プラスエリアモード
- BIGLOBE WiMAX 2+
- ハイスピードプラスエリアモード
- 特徴
- どちらもauの4G回線でプラチナバンドと呼ばれる広範囲で障害物に強い回線
- 利用月は課金されるが、標準モードより広範囲をカバーできる
- データ上限を設定されているいるが、新しいプランほどデータ量は多い
通信モード毎の回線
BIGLOBE WiMAXはプランと通信モードによって利用できる回線が異なる。
プラン毎の通信モードと利用できる回線です。
BIGLOBE WiMAX +5G | BIGLOBE WiMAX 2+ | |
プラン名 | ギガ放題プラスS ギガ放題プラス | ギガ放題 |
標準モード | スタンダードモード au 5G・au 4G LTE・WiMAX 2+ | ハイスピードモード WiMAX 2+ |
オプションモード | プラスエリアモード au 4G LTE(プラチナバンド) | ハイスピードプラスエリアモード au 4G LTE(プラチナバンド) |
通信回線の特徴も押さえておこう。
通信回線の特徴
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスSは、3種類の通信回線で通信エリアをカバーしている。

ギガ放題以前のハイスピードモードでは、WiMAX 2+回線のみで一部の地下や建物内などでは電波が弱く繋がりづらかったが、WiMAX +5Gからau 5G回線とau 4G LTE回線が加わり電波も安定している。
3種類の通信回線を利用できるようになり、繋がり辛いイメージから変化してきた。
通信モード毎の速度制限
BIGLOBE WiMAXは通信モード毎に役割があります。
通信モードごとの制限内容をまとめました。
標準モード
- BIGLOBE WiMAX +5G
- スタンダードモード
- 基本的には制限なく利用できる
- BIGLOBE WiMAX 2+
- ハイスピードモード
- データ上限はないが、3日間に利用したデータ量によって翌日に制限が掛かる
オプションモード
- BIGLOBE WiMAX +5G
- プラスエリアモード
- BIGLOBE WiMAX 2+
- プラスエリアモード
- 特徴
- 月間のデータ上限を設けてあり、超過すると128kbpsに速度が制限され翌月まで解除されない
ハイスピードモードの3日間のデータ量による通信制限が、未だにWiMAXは制限があると思われている要因の一つです。
ここからWiMAXの速度制限が撤廃される流れを解説していきます。
WiMAXの速度制限を撤廃

WiMAXサービスの提供元であるUQ WiMAXより速度制限の変更について、2022年2月1日に発表された。
<おしらせ>
これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客さまのご利用状況をふまえ、速度制限条件などを2022年2月1日より変更いたしました。
ギガ放題プラス以降は3日間のデータ量により一律に制限されていた条件が変更され、3日間のデータ量を気にする必要はなくなった。

これまでのギガ放題は3日の通信制限は変わりません
とはいえ、WiMAX +5Gは完全な無制限とはいかないようです。
データ上限なしと無制限の違い
ここでは過去に格安SIMで無制限プランの提供に携わった経験から、無制限にも違いがある事をお伝えします。
とはいえWiMAX全体に影響するような通信を行った場合の話になるので、普通に利用している多くの人は気にする必要はありません。
現在は無制限サービスに近いのは、「WiMAX +5G」と「RAKUTEN最強プラン」だけですね。
次に一切制限が無い無制限プランはない理由をお伝えします。
無制限でも制限できる
WiMAXに限らず通信キャリアは利用者に対して一定以上の通信品質を提供する為に、帯域制限のガイドラインを元に運用している。
WiMAX +5Gサービスでもガイドラインに基づき一時的な混雑回避の為、速度を制限すると明記しています。
またガイドラインでは特定のヘビーユーザーやP2Pファイル交換ソフトにより帯域を占有している場合、他のユーザーの通信品質を確保する為に帯域制御が認められている。
このようにWiMAX全体に影響が出るような利用をすると、個別に制限が掛かる可能性があります。
格安SIM運営時の速度制限
実際に筆者は格安SIMの無制限プランを提供していた時期に、一部のヘビーユーザーによる大量なデータ通信を断続的に行っていた為、回線全体の速度が低下した。
実際に格安SIMの運営時にヘビーユーザーが帯域を占有していた資料です。

筆者が運営していた格安SIMでは月間100GB以上のデータ利用される方は全体の4%程度でした

実際には4%のユーザーは帯域の35%を占有している状態のため、注意喚起を行い改善しないユーザーに対し速度制限を行うこともありました。
その後は対象ユーザーから制限解除を強く求められたが、上位キャリアは混雑が解消するまで制限解除には応じませんでした。

上位キャリアは帯域制御ガイドライン通りの対応でした
WiMAXの場合は格安SIMとは帯域の幅が違うよね


個人でWiMAX全体に影響を与えることは無いと思うが、混雑時に大量のデータ通信を行うと危ないかもね
これまでの経験から過去の速度制限までのデータ量は許容範囲といえるので、3日間で15GBを基準に利用していれば速度制限を受ける可能性は低い。
BIGLOBE WiMAXで3日の制限
BIGLOBE WiMAXで3日間のデータ量による通信制限は、データ利用量の増加に合わせて上限が変わってきました。
直近3日間の上限を超過した場合、翌日のネットワーク混雑時間帯(18時頃から翌日2時頃)に最大通信速度が概ね1Mbpsに制限される。
3日間のデータ上限
- 2015年 WiMAX 2+ 3日間で3GB
- 2017年 WiMAX 2+ 3日間で10GB
- 2021年 WiMAX +5G 3日間で15GB
- 2022年 WiMAX +5G 3日間の制限なし
このようにWiMAX +5Gも当初は3日間の制限を設けていたので、5Gでも制限が掛かると思っている人は多いようですね。
オプションモードの上限推移
標準モード同様にオプションモードのデータ上限も増えています。
データ上限推移
- WiMAX 2+
- ギガ放題 ハイスピードプラスエリアモード 7GB
- WiMAX +5G
- ギガ放題プラス プラスエリアモード 15GB
- ギガ放題プラスS プラスエリアモード 30GB
ハイスピードプラスエリアモードで速度制限が掛かると、標準モードのハイスピードモードも速度が128kbpsになり月末まで解除されません。
ギガ放題プラスからは、プラスエリアモードの速度制限が標準モードに影響しなくなりました。

プラスエリアモードは上限30GBになり使い勝手が良くなった
BIGLOBE WiMAX +5Gの速度制限
UQ WiMAXの速度制限の変更に伴い、BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスの速度制限は2022年2月1日に変更された。
これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客さまのご利用状況をふまえ、速度制限条件等を2022年2月1日より変更いたしました。
速度制限の条件変更により、現行プランのBIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスSも制限なく利用できるようになった。
スタンダードモードは使い放題
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスSのスタンダードモードは、データ上限を気にせずに利用できる。
ただしギガ放題以前のプランを利用の方は、3日間のデータ量により速度制限が掛かります。

ギガ放題プラスを3年以上利用していますが、全体的な混雑や制限は感じなかったな
3日間のデータ量の制限なく利用できるようになったので、筆者はWiMAXに乗り換えました。
+Aモードはエリア重視
オプションのプラスエリアモードは、速度より繋がりやすさ重視のプラチナバンドを利用している。

プラチナバンドは、障害物に強く広範囲をカバーできる周波数帯です
ドコモ・au・ソフトバンクが楽天モバイルより繋がりやすいと言われるのは、プラチナバンドを利用できるのが大きな要因だろう。
BIGLOBE WiMAX +5Gになり、一部のプラチナバンドが5G回線に転用されたスタンダードモードも建物内で繋がり易くなったが、山間部では圏外になるケースもあった。

いざという時にプラスエリアモードが役立つんだ
auやUQモバイルのスマホユーザーでBIGLOBE WiMAXを契約している間は、スマホセット割でプラスエリアモードが無料で利用できる

スマホセット割でプラスエリアモードが無料で利用できる特典は、「BIGLOBE WiMAXとUQ WiMAX」のみです。
auやUQモバイルのスマホユーザーはプラスエリアモードを料金を気にせず使えるので、エリアの不安は解消されるね。
プラスエリアモードの制限解除
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスSのプラスエリアモードでは、上限超過後の速度制限は翌月まで解除されません。

データ上限が決まっているオプションだからね
オプションだからデータチャージもできない

プラスエリアモードで制限が掛かっても、スタンダードモードには制限はかからないので安心して利用できる。
ギガ放題の頃はデータ量通知サービスで、制限がかかる当日の13時以降にメールで通知がくるオプションを利用する人も・・・
プラスエリアモードの通信制限は解除できないので、データ量はこまめにチェックしておこう。
プラスエリアモードの通信制限
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスSのプラスエリアモードはデータ上限が30GBになり使いやすくなった。
上限が7GBの頃はオプションモードの上限を超えて、制限が解除できないと相談をよく受けていました。

データ量は増えたが上限超過で最大128kbpsに制限されるのは一緒だよ
とはいえ30GB使えるならオプションとしては十分でしょう。
プラスエリアモードで動画視聴
プラスエリアモードの上限30GBで、Youtubeを1080pの画質で約13時間視聴できる。
UQ WiMAXより引用
画質 1時間視聴のデータ量 30GBの視聴時間 360p 約315MB(約0.3GB) 約95時間 480p 約495MB(約0.44GB) 約60時間 720p 約1,125MB(約1.1GB) 約26時間 1080p 約2,250MB(約2.2GB) 約13時間 4K 約9,000MB(約9,0GB) 約3.3時間 YouTube視聴で消費するデータ量と視聴時間
30GBとはいえ、高画質のYouTube動画を1日1時間視聴すると2週間は持ちません。

プラスエリアモードでYouTubeを視聴するときは画質を落として見よう
プラスエリアモードはエリアをカバーするオプションだと認識しておこう。
ハイスピードプラスエリアモードの制限
ギガ放題以前のプランでは、オプションのハイスピードプラスエリアモードで上限超過すると、通常モードのハイスピードモードも最大128kbpsに制限がかかる。
プラスエリアモード同様に制限がかかると翌月まで解除されません。
とはいえギガ放題プラス以降は、オプションモードの速度制限が標準モードには影響しなくなったので使いやすくなった。
プランごとの通信制限
BIGLOBE WiMAXのプランごとに通信制限をまとめてみました。
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスS | 通信制限 |
スタンダードモード | データ上限無し 3日間の制限なし |
プラスエリアモード | 月間30GBを超過後は128kbpsに月内は制限される |
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラス | 通信制限 |
スタンダードモード | データ上限無し 3日間の制限なし(2022年2月以降) 2022年1月までは3日間で15GB超過で翌日1Mbpsに制限 |
プラスエリアモード | 月間15GBを超過後は128kbpsに月内は制限される |
BIGLOBE WiMAX 2+ ギガ放題 | 通信制限 |
ハイスピードモード | 3日間で10GB超過ので翌日に最大1Mbpsに制限 |
ハイスピードプラスエリアモード | 月間7GBを超過後は128kbpsに月内は制限される ハイスピードモードも128kbpsに月内は制限される |
データ量を気にせず利用できるので、ストレスなく通信できる。
通信制限が解除されない

BIGLOBE WiMAXで通信制限が解除されない原因は主に4つある。
ここから各原因について解説していきます。
端末側が更新されていない
ギガ放題以前のプランを利用していて、通信制限が解除されないと勘違いしているケースがある。

ハイスピードモードで速度制限が解除されているが、端末側が認識できていない
3日間で10GBを超過した、翌日18時頃から翌2時頃まで制限がかかり遅くとも6時頃に制限は解除される。
まれに端末側では制限解除の更新ができていないため、制限状態が続くケースが有る。

端末を再起動することで再接続して制限が解除される
再起動しても解除されない場合は、インフォメーションセンターに確認してみよう。
オプションモードの制限
次もギガ放題以前のプランを利用しているパターンだが、オプションのハイスピードプラスエリアモードで上限を超えていた。
ハイスピードプラスエリアモードは、データ利用量が月間7GBを超過すると最大128kbpsに速度が制限される。
同時に標準モードのハイスピードモードも最大128kbpsに制限され月内は解除されません。
パソコンやスマホは操作していない間も、裏側ではデータ更新やアップデートなど通信を行っている。
そのため以前は「データ量通知サービス」というサービスを利用していた方もいました。

対策はオプションモードの利用後は、標準モードに設定を戻すのを習慣化する
ギガ放題プラスSはプラスエリアモードの上限が30GBになりうっかり超過するケースも減ったかな


制限が掛かってもスタンダードモードには制限がかからないため、そこまで気を使う必要はなくなった
WiMAXで過去のプランから乗り換えたい方は「ギガ放題プラスSに乗り換え」を参考にしてください。
WiMAX通信障害やメンテナンス

WiMAX全体の通信障害が発生している場合は制限解除を待つしかない
また通信設備のメンテナンスや工事で一時的に通信が不安定になるケースも有る。
通信障害やメンテナンス情報は「UQ WiMAX障害情報」をチェックしてください。
帯域に影響を与える通信
WiMAXの通信帯域を占有するような通信に対して通信制限がかかるケースはある。
総務省の帯域制御ガイドラインでは一時的な混雑回避の為、速度を制限すると明記されている。
ガイドラインでは特定のヘビーユーザーやP2Pファイル交換ソフトにより帯域を占有している場合、他のユーザーの通信品質を確保する為に一時的に帯域制御が認められている。

常習的に帯域を占有するヘビーユーザーに対して、何らかの制限が掛かる可能性もある
格安SIMの無制限プランを運営していた時に、ヘビーユーザーに対する上位キャリアの対処は「格安SIMの速度制限」を参考にしてください。
通信制限を受けない方法
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスSはデータ上限なく3日間のデータ制限もないが、使い方によって制限がかかる可能性がある。
通信制限をかける理由は利用者に対して公平な通信環境を提供するためです。
格安SIM運営時代の教訓ですが、上位キャリアに目をつけられないことが重要ですね。
とはいえ目安がないと分かりづらいので、速度制限を受けない基準として2022年に撤廃された3日間の上限値を目安にすると良いでしょう。
例えば
- 3日間で15GBを目安とする
- 30日間で150GBまで利用できる
データ量の目安を決めたら、データのチェック方法やアラート通知を出す設定をしておくのも良いでしょう。
ここからはデータ量の確認方法や、アラート通知の設定方法をお伝えしていきます。
データ利用量を把握する
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01のデータ量の確認方法は3パターンある。
確認方法
- ルーターの画面で確認
- WebUIで確認
- アプリで確認
Speed Wi-Fi 5G Xシリーズは、通信量カウンターを設定するとホーム画面で確認できる。
データ量のアラートを設定
WiMAXルーターに、データ量通知の設定をして目安のデータ量を超過する前にチェックできる。
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01は端末から簡単に設定できる。
月単位でデータ利用量の目安になるのでうまく活用しよう。
Speed Wi-Fi 5G Xシリーズの通知設定は「通信量カウンターの設定手順」を参考にしてください。
プラスエリアモードの設定
プラスエリアモードは利用時のみ設定をした方が良い。
プラスエリアモードの設定は端末から設定できます。

過去利用したことは無かったが、エリアによっては頼りになるサービスですね
WiMAXプロバイダの違い
BIGLOBE WiMAXと他のWiMAXプロバイダで、通信制限の違いは無い。
なぜなら通信設備やNW設備の管理はUQ WiMAXが行っている為、WiMAXプロバイダ毎に制限を掛けることはできないからだ。

WiMAXのプロバイダは、BIGLOBE WiMAXやGMOとくとくBB WiMAX、カシモWiMAXなど独自のブランド名で提供している。
5G対応の主な機種 | 4G対応の主な機種 |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi Speed Wi-Fi 5G X11・X12 Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 | Speed Wi-Fi NEXT W04・05・06 Speed Wi-Fi NEXT WX04・05・06 |
WiMAXはプラン毎に機種や制限が異なるので、条件は必ず確認しよう。
プロバイダの差は料金
WiMAXプロバイダはUQ WiMAXの設備や機器を利用する為、通信品質の違いはない。
プロバイダ同士で差が出るポイント
- 月額料金(割引キャンペーンの有無)
- 支払方法(カード払い・口座振替)
- 初期費用(事務手数料・その他)
- オプション(プラスエリアモードの料金・修理サービスなど)
- キャッシュバックの有無や金額
- 契約期間の縛り
- Wi-Fiルーターの支払方法(一括・分割)
- 解約金の有無
- サポート対応
- 運営会社の規模
通信品質に差は無いので、料金やキャンペーン、運営会社の信用など重視するポイントを決めて比較した方が良い。
BIGLOBE WiMAXが急に遅くなった

BIGLOBE WiMAXが急に遅くなった場合、エリアの問題もあるが速度制限に掛かっている可能性もあります。
電波が良い場所に移動したり、機器を再起動したりして速度が改善しない場合は速度制限のチェックをした方が良い。
ここから各チェック内容を解説していきます。
ギガ放題以前のプランを利用
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスより前のプランを利用している場合、通信制限に掛かっている可能性がある。
通信制限の主な原因
- 標準モードで3日間のデータ上限を超えた
- ハイスピードプラスエリアモードで上限を超えた
オプションモードのデータ超過で制限が掛かってしまったら、スマホのテザリングなど別の通信サービスを使うしかありませんね。

楽天モバイルを音声通話用として利用しているが、データ通信の予備機としても活用している
楽天モバイルとWiMAXの併用に興味がある方は「楽天モバイルとWiMAXで本当のオススメは併用」を参考にしてください。
プラスエリアモードの通信制限
BIGLOBE WiMAX +5Gのプラスエリアモードでデータ上限を超えている場合は、最大128kbpsに速度制限が掛かります。
BIGLOBE WiMAX +5Gのプランによってデータ上限は異なる。
プラン毎のデータ上限
- ギガ放題プラスS:30GB
- ギガ放題プラス:15GB
スタンダードモードの速度が遅くなっている場合は、電波環境が影響している可能性があるので、電波が届き易い場所に移動して様子を見てみよう。
WiMAXルーターで確認
プラスエリアモードでデータ超過しているかは、WiMAXルーターで確認できる。
プラスエリアモードの上限
- ギガ放題プラスS:30GB
- ギガ放題プラス:15GB
Speed Wi-Fi 5G Xシリーズはホーム画面に月初からのデータ量が表示されるが、プラスエリアモードの通信量カウンターを有効にしないと表示されません。
WiMAXルーターのアプリからもデータ量は確認できる。
アプリからデータ量を確認
スマホにアプリを設定しておけば、WiMAXルーターを見なくても確認できる。
基本的にはアプリのホーム画面にデータ量が表示されている。


アプリの設定方法は「データ量を確認する」を参考にしてください。
スタンダードモードの通信制限
BIGLOBE WiMAX +5Gのスタンダードモードで通信制限がかかる主なケースは3つあります。
主なケース
- 大量なデータ通信を行った
- WiMAX回線の混雑
- 通信障害
この場合はWiMAX自体で通信制限をかけている場合は、解除されるまで待つしかありません。

実際に制限が掛かっているか確認するのが早い
通信障害やメンテナンス情報は「UQ WiMAX障害情報」をチェックしてください。

通信障害や混雑時の制限が掛かっていない場合は、電波が届き易い場所に移動して確認してみよう
通信速度を確認する際は「WiMAXの実測値を自分で測定する」を参考にしてください。
それでも速度が遅いときの対処
通信障害や速度制限は掛かっていないが速度が遅くなった場合、通信環境や端末側が原因の可能性がある。
BIGLOBE WiMAXの速度改善に役立つ13の対処法を試してください。
速度改善の対処法
過去のプランを利用している方は、対象法を試しても改善されない可能性があります。

最新プランに乗り換えると制限もなくなる
ギガ放題プラスSに乗り換え

過去のプランを利用していてデータ量を気にせず使いたい方は、乗り換えるのがオススメです。

何も考えずに乗り換えると損をしてしまう可能性がある
まずは乗り換え時のポイントをチェックしてください。
乗り換え時のポイント
現在の契約内容から確認していこう。
現在の契約内容を確認
今の契約内容でチェックするポイントは3つある。
ポイント
- 契約更新月
- 解約違約金の有無
- 端末の分割残金
うっかり見落として違約金を請求されないようにポイントを確認していきましょう。
契約更新月を確認
BIGLOBE WiMAXではギガ放題以前のプランでは、契約年数や契約更新月が決まっている可能性がある。
解約違約金はプランと利用年数で変わってくる。

例えば「Flatツープラス ギガ放題」の場合
契約解除料の負担なく乗り換えできるように、下記のポイントをチェックしよう。
必須ポイント
- 契約満了日
- 契約更新月
- 契約解除金が発生する条件と金額
- 端末の分割残金の有無
ポイントを押さえることで、解約時の負担を最小限に抑えて乗り換えられる。
乗り換えを検討する方は「機種変更を検討するタイミング」を参考にしてください。
解約時の負担を減らすには
解約時の負担を極力減らすには更新月に乗り換えるのがベストです。

先程例に出した「Flatツープラス ギガ放題」の場合
更新月の24ヶ月目か48ヶ月目に解約すると契約解除料は0円だが、更新月以外の解約の場合は契約解除料が発生する。
契約解除料が発生する場合は、他社乗り換えキャンペーンがあるWiMAXプロバイダの方が良さそうだが支払総額を元に損得勘定したほうが良い。
BIGLOBE WiMAXとGMOとくとくBB WiMAXで試算してみた
実際に「Flatツープラス ギガ放題」を3年で解約して、10,450円の契約解除料を支払う想定で試算してみました。
BIGLOBE WiMAXは支払総額に契約解除料を加算、GMO WiMAXは他社乗り換えキャンペーンで契約解除料を相殺したと想定します。
BIGLOBE WiMAX | GMO WiMAX | 差額 | |
3年利用 | 167,778円 | 161,727円 | 6,051円 |
2年利用 | 108,642円 | 104,043円 | 4,599円 |
1年利用 | 69,306円 | 59,064円 | 10,242円 |
BIGLOBE WiMAX | GMO WiMAX | 差額 | |
3年利用 | 157,328円 | 161,727円 | 4,399円 |
2年利用 | 98,192円 | 104,043円 | 5,851円 |
1年利用 | 58,856円 | 59,064円 | 208円 |
このように解約時の負担を減らせるほど、契約条件は良くなる。
オススメの乗り換え先
現在の契約内容を確認したら乗り換え先を決めましょう。
このように解約時の費用負担によって乗り換え先は変わります。
契約のタイミングを決める
解約するプランの契約解除料や端末代の残金、解約の締め日を確認しておこう。
なぜなら解約締め日を過ぎて申請してしまい、翌月解約になるのを防ぐためだ。
チェックポイント
- 解約締め日
- 解約時に発生する費用と明細発行方法
- 最終支払い日
上記の確認項目はマイページで確認するか、カスタマーセンターに問い合わせて確認しよう。
解約時に発生する違約金や端末代の残金の明細がないと乗り換えキャンペーンの条件を満たせないので、明細の発行方法は必ず確認してください。

違約金や端末代の残金は一括請求されるケースが多いのでカード枠を確保しておく
解約に余計な出費を増やさない様に、事前に確認しておきましょう。
乗り換えにオススメのWiMAX
乗り換えする際にオススメのWiMAXプロバイダは2つあります。
オススメのWiMAX
ここからはオススメのWiMAXを紹介していきましょう。
GMO WiMAXに乗り換える
解約時に違約金や端末代の残債が発生するなら、GMOとくとくBB WiMAXがオススメです。
オススメの理由
- 乗り換え時に発生する違約金の端末残金を最大40,000円までキャッシュバックで充当できる
- 申込者全員対象で14,000円のキャッシュバック
- 指定オプション同時申込みで2,000円のキャッシュバック増額
- 端末代金は2年利用で実質無料
オススメする人
- 高額キャッシュバックを受け取りたい
- 端末代金は無料が良い
- 今の契約を解約した際の違約金や端末の残債を負担したくない
GMOとくとくBB WiMAXはキャッシュバックが充実しているが、受け取り手続きは11ヶ月後になるので受け取り忘れの無いように手続きしましょう。
GMOとくとくBB WiMAXに乗り換えを検討している方は「GMOとくとくBB WiMAXの始め方」の手順で進めてください。
BIGLOBE WiMAXに乗り換える
機種変更時に違約金や端末残金がなければBIGLOBE WiMAXで、契約しなおす方がオススメです。
オススメの理由
- 支払総額が最安
- 24ヶ月目まで月額利用料を安く利用
- 初月無料
- 口座振替に対応
- キャッシュバックは翌月に受け取れる
オススメする人
- 新規契約でWiMAXを使いたい
- 口座振替払いを利用したい
- auやUQスマホユーザー
- 契約を2年サイクルで考えている
特にauやUQモバイルのスマホユーザーは、BIGLOBE WiMAXを契約している間はスマホの料金から最大1,100円を毎月割引きされるだけでなくオプションのプラスエリアモードも無料で利用できる。

auやUQモバイルのスマホユーザーには特にオススメですね
BIGLOBE WiMAXに乗り換えを検討している方は「BIGLOBE WiMAXの始め方」の手順で進めてください。
まとめ
BIGLOBE WiMAXの速度制限についてお伝えしてきました。
WiMAXの提供元である「UQ WiMAX」にて、2022年2月より通信制限の変更があり、BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスより適用された。
変更によりスタンダードモードで、3日間で15GB超過時の通信制限がなくなりました。
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスS | 通信制限 |
スタンダードモード | データ上限無し 3日間の制限なし |
プラスエリアモード | 月間30GBを超過後は128kbpsに月内は制限される |
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラス | 通信制限 |
スタンダードモード | データ上限無し 3日間の制限なし(2022年2月以降) 2022年1月までは3日間で15GB超過で翌日1Mbpsに制限 |
プラスエリアモード | 月間15GBを超過後は128kbpsに月内は制限される |
BIGLOBE WiMAX 2+ ギガ放題 | 通信制限 |
ハイスピードモード | 3日間で10GB超過ので翌日に最大1Mbpsに制限 |
ハイスピードプラスエリアモード | 月間7GBを超過後は128kbpsに月内は制限される ハイスピードモードも128kbpsに月内は制限される |
とはいえ過去のプランやオプションモードでは通信制限は残っています。
また通信制限が解除されない時は下記の内容を確認してください。
過去のプランを利用している方は、5G対応になっているギガ放題プラスSへの乗り換えを検討しよう。
乗り換え先が気になる方は「乗り換えにオススメのWiMAX」をチェックしてください。
よくある質問
ここからはBIGLOBE WiMAXの速度制限に関するよくある質問をまとめました。
BIGLOBE WiMAX +5Gからは速度制限はなくなっているが、現在も3日間のデータ量による制限があると思っている方は多いです。
この後ご紹介する質問を参考に速度制限に対する不安解消に役立ててください。
BIGLOBE WiMAXの上限は?
BIGLOBE WiMAXの標準モードはデータ上限はないが、プランによってオプションモードのデータ上限は異なります。
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスS | 通信制限 |
スタンダードモード | データ上限無し 3日間の制限なし |
プラスエリアモード | 月間30GBを超過後は128kbpsに月内は制限される |
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラス | 通信制限 |
スタンダードモード | データ上限無し 3日間の制限なし(2022年2月以降) 2022年1月までは3日間で15GB超過で翌日1Mbpsに制限 |
プラスエリアモード | 月間15GBを超過後は128kbpsに月内は制限される |
BIGLOBE WiMAX 2+ ギガ放題 | 通信制限 |
ハイスピードモード | 3日間で10GB超過ので翌日に最大1Mbpsに制限 |
ハイスピードプラスエリアモード | 月間7GBを超過後は128kbpsに月内は制限される ハイスピードモードも128kbpsに月内は制限される |
BIGLOBE WiMAX +5G ギガ放題プラスSでは、プラスエリアモードのデータ上限は30GBとなり余裕をもって使えるようになりました。
速度制限が解除されない?
BIGLOBE WiMAXで速度制限が解除されない原因は主に4つある。
ギガ放題以前のプランを利用していて制限が解除されない場合は、WiMAXルーターの再起動を試してください。
過去の3日間のデータ超過に対する制限では翌6時ころには解除されるが、端末側が更新されていない可能性があるので再起動で繋ぎなおすと解除するケースが多い。
WiMAXの制限なしは嘘?
BIGLOBEや他のWiMAXで制限がないというのは噓ではありません。

実際にギガ放題プラスSのスタンダードモードではデータ制限なく利用できる
とはいえ、完全な無制限ではないので、混雑時や帯域を占有するような通信に対して制限が掛かる可能性はあります。

WIMAXを利用していますが、これまで通信制限を体験したことはありません。
やはり自分の専用回線ではないので、利用者に公平にサービス提供する為に一定の制限はガイドラインでも示されています。
プラスエリアモードの解除は?
BIGLOBE WiMAX +5Gのプラスエリアモードで制限が掛かると、当月内は解除されません。
オプションモードの通信制限は、スタンダードモードには影響がないので通常の速度で利用できる。

オプションのプラスエリアモードはプランによってデータ上限は異なる
過去のギガ放題ではプラスエリアモードと連動して、標準モードも制限が掛かるので当月内は使い物にならなくなる。
ギガ放題プラス以降はプラスエリアモードとスタンダードモードで、速度制限が連動することは無くなった。
通信制限はどこで制御してる?
WiMAXの通信制御は、提供元であるUQ WiMAXが行っています。

WiMAXプロバイダ独自で制限を掛けることはありません
WiMAXプロバイダは、独自の名称でWiMAXを提供できるが通信設備やネットワークはUQ WiMAXが管理している。
無制限なら楽天モバイル?
楽天モバイルとWiMAXはデータ上限なく利用できるが、繋がり易さに違いがある。
なぜなら楽天モバイルとWiMAXは同じく5G・4G対応だが、利用できる周波数帯の数が違うからだ。
楽天モバイルの周波数帯
- 楽天回線 4G LTE:700MHz・1,7GHz
- パートナー回線 4G LTE:800MHz
- 楽天回線 5G:3,7GHz・28GHz
WiMAXの周波数帯
- スタンダードモード 4G LTE:1,7GHz・2GHz・2,5GHz
- プラスエリアモード 4G LTE:800MHz
- WiMAX 5G:3,7GHz
WiMAX +5Gではau・ドコモ・ソフトバンクの主要な2つの周波数帯に対応している為、通信エリアが安定してきたんだ。
楽天モバイルは後発で割り当てられた周波数帯が少ない為、パートナー回線で補う形をとっている。

楽天モバイルとWiMAXを利用しているが、WiMAXをメインで使っている
通信エリアや繋がり易さを加味すると、同じ無制限でもWiMAXに分がある。
WiMAXの速度制限を解除する裏技は?
BIGLOBE WiMAX以外もそうだが、WiMAXの速度制限を解除する裏技はありません。

通信制限は、WiMAXプロバイダではなく提供元のUQ WiMAXが通信制御を行ている
一部の格安SIMの様に通信制御を行うネットワーク設備を構築していれば、プロバイダ独自で制御することは可能だがコストが合わない

過去のプランで速度制限に悩まされている方は、制限が解除されたギガ放題プラスSに乗り換えをオススメします。
オススメの乗り換え先は「乗り換えにオススメのWiMAX」をチェックしてください。
WiMAXで制限が掛かった時は?
BIGLOBE WiMAX +5Gからは3日間のデータ量による制限はなくなったが、サービス全体に影響が出るのを回避する為に一時的に制限が掛かることがある。
BIGLOBE WiMAXの速度が急に遅くなり速度制限の可能性があるときは、本当に制限が掛かっているか確認しよう。
WiMAXルーターを再起動させても改善しない場合は「BIGLOBE WiMAXが急に遅くなった」の手順で確認してください。